1.タイでも英語じゃダメ?
①英語依存は危険
日本人はどうせ英語ができないのがスタートだから、かえってタイではいきなり公用語のタイ語から入りやすいです。
もちろん、勉強する努力も必要だけどメリットの方が圧倒的に大きいです。
欧米人は英語をゴリ押ししようとしますよね。あまりそれに慣れると、「現地語の初心者」の状態から抜け出すのが難しくなるパターンです。
タイ語と英語は全然違いますよね。ラオスやカンボジアなどで、言語として近いタイ語をゴリ押しする(私のことです)以上に、時間が経つほど英語依存から抜け出すことが難しくなるでしょう。
タイ語と比べると、ラオス語は会話レベルだと単語がほとんど同じだし、クメール語も似ている単語も結構ありますからね。
欧米人は、英語とお金の力でゴリ押ししがち。これだと現地で強い味方をつけないと初心者扱いされ続けます。日本人でもそういう人がいたりしますが。
②いきなりタイ語でOK
タイ語は、英語依存の欧米人はライバルに殆どならない上、日本人でも少し続けるだけで結構できるように見られるようになります。
しかも、タイ全土のほか、近隣国であるラオス、カンボジア、ミャンマーに入って国境の町でもタイ語がある程度通じる場合も多くとても便利です。
コミュニケーションが取りやすいだけでなく、英語よりも遥かに好感を持ってもらいやすいし、値段交渉でもスムーズです。
英語は欧米人には勝てない上、東南アジアなどでは必要以上にできても大したメリットはありません。困ったときのために、最低限のレベルでできれば問題ないです。
皆が勉強してるからといって、時間をかけて英語を勉強して身に付かなかったら労力や時間、お金などほぼ無駄になります。これ以上、英語で人生を無駄遣いするのはやめましょう。
2.東南アジアで現地語は効果大
①東南アジアの言語はそれぞれ
アジアで特定の国と長く付き合うことになりそうなら、タイならタイ語、マレーシアならマレー語、ベトナムならベトナム語と素直にその国の言語を学習しましょう。
東南アジアは、タイ語とラオス語が似てるのと、マレー語とインドネシア語がほとんど同じなのを除いて、言語同士の違いは小さくない印象。
ただ、アジアの言語はそれぞれ性質が違っていて、難易度が高くハードルが高いので、少し話せるだけで外国人の中で中位ぐらいには入れます。
食事を現地語だけで済ませられるレベルでも一目置かれます。そのぐらいになるのは数ヶ月勉強すれば十分です。
②各言語の特徴
ここで東南アジアの主要な言語について、知ってる範囲で簡単に分析してみます。
・タイ語
会話‥難しめ(声調が外国人には区別しにくい)
文字‥難しい(独自文字)
・ラオス語
会話‥難しめ(タイ語と同様に発音が難しい)
文字‥難しい(タイ文字を崩したようなイメージ)
・ベトナム語
会話‥難しい(世界一難しい言語と言われるほど成長が複雑)
文字‥普通(英語のアルファベット式の文字だが声調記号が多いのが紛らわしい)
・クメール語(カンボジア)
会話‥難しめ(声調は無いが無気音や有気音がある)
文字‥難しめ(独自文字のため)
・ミャンマー語
会話‥難しめ(声調あり)
文字‥難しめ(独自文字のため)
・マレー語&インドネシア語
会話‥簡単(単語を見たまま発音する感じで通じる)
文字‥普通(英語のアルファベット式がほぼそのまま)
それぞれ言語で特徴や難易度は違いますが、効果が高くコスパがいいので、東南アジア好きはお気に入りの国の言語の学習を早めに始めましょう。
3.タイ語学習の落とし穴
タイ語に限らず東南アジアの言語全体の話かもしれませんが、学習者に陥りがちなのが、現地語で話す相手は女性ばかり(特に飲み屋)になるので、話し方が女性っぽくなるパターン。
ただ、ビジネスなどでタイ語を使うのでなければ、外国人だし初めのうちは通じればOKなのであまり気にする必要はないかと。
たまにウケ狙いで、女性言葉で「~カー」と最後に言うとばっちりウケますし、そういうジョークも知ってて損はないですね。
極論、男性なら最後に「~カップ」としっかり言うことを覚えておくだけでいいですからね。
でも、場によっては下品な表現はさすがに控えましょうね。
4.タイでの外国人の今後
タイも段々と豊かになってきて、物価もバンコクなどでは上がってる印象が強いと思います。
ただ、そうなると外国人としては、自国の物価の高さや通貨の強さが相対的に弱くなり、現地の人もライバルになってくるというのは意識しておいた方がいいかもしれないですね。
欧米人や日本人だと何かと優遇されるような印象もまだまだあるけど、現地の人と収入的に差がなくなってくると‥
ビジネスでも飲み屋でも恋愛でも、タイ語も話せないとなると、男の場合は現地の男に負けるというケースが出てきそうです。
ただ、恋愛について言うと、外国人が現地語が話せれば多少は目をつぶってくれますし、相手が先進国に憧れてるとさらに有利です。
日本人でお金もある人でも、やはり地道にタイ語や現地のことを学んで行ける人が強いです。
そのあたりは、長く海外暮らしや海外と付き合っていくことができるかどうかにも関わってくるので、そういう努力や投資は惜しまないようにしたいですね。
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