この記事では、ベトナム中北部ツーリング(『ベトナム中北部夜型紀行』)で発生した「バイク関連のトラブル」を3件選んで取り上げています。
ベトナム中部のダナンから北部のハノイの到着するまでに、バイクの不具合や警察の取り締まりの憂き目に遭ったので、この記事にまとめました。
0.トラブル場所&バイク紹介
①トラブル場所
マップにあるように、バイクの不具合で修理したエリアはヴォイとスンタン、警察の取り締まりに遭ったのはハノイ近郊のフンイェンでした。
②バイク紹介
東南アジアでよくあるホンダの小型バイク「WAVE α」(110cc)です。
外国人向けのレンタルバイク店「style」で借りました。
ホイアンにある店ですが、ダナンからバスでホイアンに行きました。
このバイクのレンタル料は1日1100円程度でした。
もちろんヘルメットも選んで借りることができて、バイクはスマホホルダー付きです。
1.ヴォイ到着直前「後輪パンク」
1日中雨が降る中、頑張って到着したベトナム北中部ヴォイ(Voi)の町に入った所で、路上でバイクが突然ガタガタと揺れだしました。
後輪がパンクしたようで、潰れてるような感覚があります。
これがベトナムツーリングでの初のバイクの不具合。
まずは近くでパンク修理ができそうな店を探します。
①泣きっ面に蜂の1店目
修理店を探してパンクしたまま恐る恐る走ってると、すぐにタイヤの修理店らしき店を見つけたので入ってみました。
奥で店のオヤジらしき人が寝ている様子。遠慮気味に起こしてバイクのタイヤがパンクしたことをジェスチャーで伝えると、「NO NO」と言われるだけで相手にされませんでした。
黄色い看板に「タイヤ」という文字が見えたから入ってみたけど、後から調べてみると、実際は「車のタイヤ 作ります」と書いてありました。
とはいえ、すぐ近くに大きなバイク販売&修理店があるのだから、そのお店があることぐらい教えてくれてもいいと思うものだが‥
<単語>
・LÀM(ラム):作る
・Lốp(ロプ):タイヤ
・ÔTÔ(オートー):車
・LƯU ĐỘNG(ルー・ドン):保管する
※修理する
・Sửa chữa(スア チュアー)
②安心の日系バイクが揃う2店目
仕方なくタイヤ店を出て、あてもなくヴォイの町中と逆方向に走っていたら、我らが「HONDA」の羽根のWNGマーク。近くに行って見てみると大型バイク販売店。
「ここならパンク修理ぐらいやってもらえそうだ」という勘も働き店に入ってみると、ちょい悪な印象の若い男性スタッフが対応。
パンクした後輪のタイヤを見てもらうと、「直せるよ」と言った感じの余裕の対応だったので任せることにしました。
すぐに修理に取り掛かってくれて、工具を使って30分ほど作業して、チューブ交換などをしてもらいました。
後輪パンクの原因は「クギ」がタイヤに刺さっていたこと。道路の路肩付近を走っていた時に刺さった可能性が高いです。
問題の修理代だけど、バイクを借りたレンタルバイク店に聞いてみると、「ベトナムでのバイクのチューブ交換の相場は10万D~15万D(460円~690円)」とのこと。
この販売店で修理代を聞いてみると「7万D(320円)」との返答。思ってたより安かったし、すぐに取り掛かってくれて助かりました。
ちょい悪な印象なのに「キーアインに行くのかい?」「ヴォイならあっちだよ」と丁寧に道まで教えてくれました。
おかげで明るいうちに、ヴォイの町に入ることができて助かりました。
ーーーーーーーーーーーー
※【ヴォイ紀行】(note)
ーーーーーーーーーーーー
2.スンタン入り後「サイドミラー折れ」
スンタン(Xuân Thành)はベトナム北中部のローカルビーチがある小さな町。
ホテルに荷物を置いてホッとして、軽く街中をバイクで流して走っていたのも束の間‥
スンタンに到着して何店目かでホテルが決まるも、街中を颯爽とバイクで走っていたら、左のサイドミラーに異変。
左のミラーだけグラグラ揺れだすから「こんなに可動域が大きかったか?」と思った次の瞬間、ポッキリと力なく折れてしまいました。
おそらくレンタルバイクとして使われていたのと、今回スマホとスマホホルダーを付けていた負担が積み重なって左の軸が折れたのだと推測。
しかも左のサイドミラーといえば、ベトナムは右側通行なので道路の右側を走るバイクにとっては、左斜め後ろを確認するために必須。
田舎の村みたいな地域なので事故の心配はないけど、とりあえず落ちないように左手で支えながら走って近くのバイク修理屋を探します。
バイク大国ベトナムなので、どんな田舎町でもバイク修理店は大抵はいくつかあります。
しかし、この時すでに夕方6:00頃で辺りは薄暗くなり始めていました。修理店があっても閉まってしまうかもしれないので徐々に焦りも‥。
①1店目
看板も店内も見るからにバイク修理店という店を見つけて入ってみました。
言葉は通じなくても、バイク修理店なので不具合箇所を見せれば分かってもらえるのが助かります。
しかし、「この店では修理できないから、あっちの方にある修理店に行くといい」というようなことを言われました。
「折れた金属の軸をくっつける」というのは、ただ応急処置として何かで巻いて固定するだけじゃ、すぐまた同じ状態に戻ってしまうでしょう。
技術的な問題なのか、特別な道具が必要なのか分からなかったけど、できないものは仕方ないので、とりあえず来た道を戻ってみました。
スンタンへのルートの中で、スンタンの町より南にバイク屋やバイク修理店があるのを見つけていました。
この辺は、上記のヴォイでの「後輪パンク」の時に得た教訓として、新しい町に入る時はバイク屋やバイク修理店を探しておくと、いざというときに役に立つということを学んでいました。
バイク販売店やバイク修理店をある程度は場所を把握していたので、とりあえずその方面に向かいました。
②2店目
向かう途中で、小さなバイク修理店を1店 発見しましたので、入ってみることにしました。
恐る恐る入ってみると、「LÝ ANH(リーアン)」という小さなお店です。
その頃には18:30近くになっていたけど、イチかバチかでバイクを停めて、店の主人らしき男性に折れたミラーを見せてみました。
すると、こっちもベトナム語を少ししか理解できないのもあり、多くを言わずにすぐに取り掛かってくれました。
修理のメインは火花を散らして何かしていました。そうです、これが「溶接」です。
間近で溶接する所を見たのは初めてなので、なかなかの迫力に見入ってしまいましたが、何度もバチバチと火花を散らした後には以下の画像のような姿になってしまいました。
※溶接修理時の動画==========
◎『バイクミラー溶接修理 in ベトナム』(YouTube)
==========
溶接後は、以下の画像のように左ミラーがほぼ元の位置に戻りました。お見事でした。
気になるお値段だけど、修理代はなんと7万D(320円)という安さ。
「バイク修理代7万D」と言えば、ヴォイでパンクの際にチューブ交換をして直してもらった時と同じ金額。
今回は溶接が必要ということで、1店目は修理不可能と断られてしまったけど、2店目のこの「LÝ ANH」ではスムーズに仕上げてくれました。
部品取り外しから、溶接をして、再度組み立てと結構面倒な作業もあったと思うけどリーズナブルでしたね。
しかもこの修理屋さんは、「ベトナムのバイクはホンダやヤマハなど日系企業のものばかりだし、日本のバイクはGoodだ!」と言ってくれました。
そうして今回もまたローカルなバイク修理屋さんに助けられました。
ベトナムでも日系企業のバイクは地方の隅々まで浸透していて、技術のある店もあることがわかっていい経験にもなりました。
ーーーーーーーーーー
※【スンタン紀行】(note)
ーーーーーーーーーー
3.ハノイ手前で警察の「三重トラップ」
この話は警察相手でガチでヤバいので画像なしです。
写真を撮る余裕なんてありませんでした‥
ちなみに、この記事もnoteの利用規約に違反しているようでnoteでは公開停止にされています。
①ハノイへ向かう途中
バイクを借りていた最終日、ハノイに返却しにいかないといけません。
それまでずっと無免許で戦々恐々としながら、バイクでベトナムの地方を回っていました。
地方は警察の姿も少なく、交通の取り締まりらしいものはあまりありませんでした。警察が路肩に立っていても、車やバイクを止めることはほとんど見かけなかったぐらい。
しかし、ハノイに近づくにつれて警察は大通り沿いで本気を出してバイクなどを取り締まっている模様‥
②複数個所のトラップ
しかも、1つやり過ごしたと思ったら、信号を越えたすぐ先にはさらなる取り締まりが大々的に実施されていました。
歩道にパトカーを止めて準備していた警察2人ほどが道路上でバイク数台の前で立ち塞がり、さらには私を外国人と見たのか柔らかいバットのような物で顔面を強打してきました。
その場の現地のバイクが2~3台と自分の1台が見事に捕まってしまいました。若い警察がなにやら車の中でベトナム語で強い口調で色々言ってきました。
どうせ分からないし無表情で聞いてると、パトカーに置いていた現地の人の免許証を見せて免許提示を求めてきた様子。
国際免許は持っているけど、ジュネーブ条約を結んでいないベトナムでは使えません。
国際免許や日本の免許を出して日本の大型二輪の表記を見せてやろうかとも思ったけど‥。
下手に名前を知られた上で、結局は罰金まで払うことに変わりないなら、個人情報を知られないように何も提示しないで免許不所持で罰金を払うことにしました。
③ついに罰金命令が下る
変に時間を取られるぐらいなら、大人しく罰金を払う方がマシだという思惑もあります。
警察の方も無免許の外国人からはさっさと罰金を取って終わりにしたいと考えてるだろうけど、案の定ベトナム語で何やらひと通り言い終えると、英語で「Money」と言ってきました。
「そこだけ英語なのね」と思いつつ、いくらないんだろうと思ったら「50万D(2300円)」を見せてきたので安く済むと思ったのも束の間、もう1枚だという仕草で、合計「100万D(4600円)」と示してきました。
「ベトナムで4600円とかボッタくりだろ(タイでは1200円ぐらいだった気がする)」と思いつつも、100万Dを払って「OK」と言われてようやく解放されました。
そこからあと30分ぐらいでハノイにあるレンタルバイク店「style」に到着して返却する予定だったのが、思わぬ誤算でした。
ただ、ベトナムでは無免許の外国人は最大200万D(9000円強)とられることもあるとバイク屋で以下のように聞いて驚きました。
ベトナムの警察はタイのように外国人に甘くないので、無免許運転などは避けた方が良いと痛感しました。
ちなみに、ベトナムでは免許を書き換える手続きを行うか、ASEAN域内で使えるタイなど「域内諸国の免許」を事前に取得する方法があるそうです。
++++++++++
<関連記事>
◎【ヴォイ紀行】
◎【スンタン紀行】
◎【ベトナム語旅行会話|ベトナム紀行】
◎【ベトナム語旅行会話|詳細版】(有料)
++++++++++
<タイ夜型紀行2.0ブログ>
note記事の詳細版は運営に公開停止されたので、WordPress版として作り直しました。
◎『ベトナム中北部夜型紀行』
◎『タイ地方夜型紀行|全域』
◎『ミャンマー夜型紀行|タイ国境編』